2017年11月18日(土)に日立シビックセンターで開催された第25回電気学会東京支部茨城支所研究発表会において、篠原俊樹さん(理工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程2年)、佐藤祐介さん(理工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程2年)、佐藤颯人さん(工学部電気電子工学科4年)が優秀発表賞を受賞しました。(詳細)
篠原さんは、「カスケード接続による系統連系を想定した太陽電池システム用部分影補償器統合型Zソースインバータ」の題目で口頭発表を行い、太陽光発電パネルに生じる部分影の悪影響を回避しつつ直流-交流電力変換が可能な新方式の電力変換器を提案し、その有用性を実験により示しました。
佐藤祐介さんは、「PWMコンバータとDual Active Bridgeコンバータを統合した非絶縁型マルチポートコンバータの実機検証」の題目の口頭発表において、2台の電力変換器を1台に集約することでシステムの低コスト化と簡素化を同時に達成可能な斬新な回路を提案し、その実機検証結果についての報告を行いました。
佐藤颯人さんは、「PHEV車体屋根に搭載される湾曲した太陽電池パネル用補償器の開発」の題目でポスター発表を行い、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)の車体屋根の湾曲により搭載太陽電池パネルからの抽出電力が低下するという課題を解決可能な補償器の提案と実験結果についての報告を行いました。
3名共に研究内容の独創性と発表の完成度を評価され、このたびの受賞に至りました。
(左から)佐藤颯人さん、篠原俊樹さん、佐藤祐介さん